親の介護って、自分の時間が取りにくかったり寝不足になったりして大人でも大変なのに、子供がやってる家もあるんだよね…子供がやるには責任が重すぎると思うし、大人が助けられないのかな。
ヤングケアラーってどういうこと?
ヤングケアラーが出てくるドラマやドキュメンタリーもあって、少しずつ認知度が上がってますよね。
ヤングケアラーは大人の責任を背負わされた子供
子供は家のことより勉強とか友達との時間を優先していいはずなのに、ヤングケアラーはそれが難しいんだね。
代わりのいない状況での家事や介護
ヤングケアラーは、病気や障がいのある家族に代わって介護、掃除や洗濯、小さい兄弟姉妹の面倒など、本来は大人がやると想定されることを日常的に担っている子供です。
お手伝いレベルではない育児
家のお手伝いをする子供は少なくありませんが、学業や友達と遊ぶ時間、睡眠時間などを削ってまで介護や家事をしている場合はヤングケアラーに当てはまると思われます。
子供本来の姿が見られないなら、それは・・・
介護などによって勉強する時間が取れない、遅刻や欠席が増える、部活を辞めざるを得ないなど、子供として本来であればできていたはずのことができなくなっているなら、状況を改善する必要があります。
自分ではヤングケアラーだと気づかない
自分の学業や健康に影響が出ていても、家族のお手伝いをするのは当たり前と思って頑張ってしまうんですね…
今、自分がやってることを頼める大人はいる?
親戚など身近な大人に介護を代わりにやってくれる人がいるなら頼った方がいいですが、誰もいないのであれば支援してくれる窓口に相談する必要があります。子供が1人で抱え込んで無理をすることはありません。
自分のことを心配してくれる大人はいる?
家族の介護や家事を頑張っている自分の現状を知っていたり、気にかけてくれたりする人はいるでしょうか。これくらい当たり前と思わずに、困っていることは誰かに話してみましょう。
やりたいことを諦めたことはない?
介護のために本当は続けたかった部活を辞めた、志望校を諦めた、友達と話したり遊んだりできないといったことはないでしょうか。子供がやりたいことを我慢して大人の代わりに責任を背負うのは、決して当たり前ではありません。
投げ出したいときがあるのがふつう
親の介護は大人でもつらくて投げ出したいと思うことはあります。子供が子供らしくいられる時間を削ってまで介護していたら尚更、嫌になるのも無理はありません。
幸せな未来のためにできる事3つ
1人で抱え込まないで、誰かに頼ってOKです!自分を犠牲にする毎日から少しずつでも抜け出しましょう。
①できないことはできないということ
まだ自分のことで精一杯なはずの子供が介護するなんて、そもそも無茶だしきつくて当然なんですよね。
介護なんて1人で出来ないのがふつう
お風呂や食事の介助をしたり、親が怪我などしないように気を配ったりする介護は、体にも心にも負担が大きくて1人では難しいものです。自分のために使える時間もなくなり、どんどん疲れてしまいます。
自分だけが我慢しても何も変わらない
やりたいことができなかったり、学校に行けない日が増えたりする現状で我慢していると、ストレスや疲れが溜まって体調を崩すかもしれません。遠慮せず、誰かに頼りましょう。
②使える支援は使おう
困っていることやつらい気持ちがあるなら、アンパンマンを呼ぶみたいに大人に助けを求めましょう!
守られるのは介護を受ける人だけじゃない!
学校の先生やスクールソーシャルワーカーに話したり、オンラインで相談できる窓口を利用したりして、今抱えている問題の解決方法を一緒に探してもらいましょう。介護する人を支援してくれる窓口や制度がたくさんあります。
自分が楽になる方法を探そう
家族のために頑張りすぎるのではなく、肩の力を抜いて勉強や好きなこと、十分な睡眠にもっと時間を使えるように大人に頼ってみましょう。自分のことをもっと優先していいんです。
③金銭的余裕がないなら生活保護もアリ
お金の余裕がなくてアルバイトしたり、進学を諦めてすぐ働いたりするケースも多いんですよね…
介護が必要な当事者だけ別世帯するのもアリ
同じ家に住んでいても、親と世帯を分けることで、親だけが生活保護の対象になるという方法があります。介護のために生活が苦しくなっている場合は検討してみましょう。
生活保護なら介護に必要なものは支援される
生活保護でもデイサービスなどの介護サービスが利用でき、通常の介護保険サービスなら自己負担が1~3割ですが生活保護を受けている場合は0円になります。
【まとめ】ヤングケアラー辞めてただの子供に戻ろう!
これ以上、家族のために自分の時間を削る必要はありません。まずは話しやすい身近な人やオンラインの窓口などに相談して、あなたが頑張りすぎている現状を伝えてみましょう。
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