兄弟がいる人は親の介護が必要になっても協力できそうだけど、一人っ子って大変そう…兄弟がいたらそれはそれで押し付け合いになって誰かが我慢しがちだから、どっちがいいとは言えないけどね。
親の介護を誰がすべきか→基本的には子
民法の決まりでは、要介護者の親や子供といった直系血族か兄弟、配偶者に介護の義務があります。要介護者の親や兄弟、配偶者は自分も高齢で介護できない場合が多いので、子供が引き受けることがほとんどです。
一人っ子の場合は自分がやるしかない
一人っ子の場合は他に介護の義務がある人、できる人がいないので、自分が一人でやらざるを得ない状況になります。
状況的に仕方ないとはいえ、介護の責任を自分一人で背負わないといけないのは経済面でも精神面でも負担に感じてしまいそうですよね。
兄弟がいる場合は役割分担をする
兄弟がいる場合、その中の誰か一人がやらないといけないということはありません。親の介護は誰がどこまでできるか、なるべく親が元気なうちに話し合っておくと揉め事を回避できます。
親の近くに住んでいる人が身の回りの介助をメインでやる、遠方にいる人は介護費用を多めに出すなど、できることを分けて分担するといいです。
自分一人で介護をする場合は介護サービスに頼る
一人っ子だからといって、全部を一人で頑張る必要はありません。介護サービスを利用するお金を出すことも、立派な「親の介護」ですよ。
介護施設
在宅での介護に比べたらかかる費用は高くなりますが、介護施設に入所すればプロが介助してくれる安心感や自分の時間が得やすいです。
特別養護老人ホームやケアハウスなど、介護施設の中にもいくつか種類があります。予算や親の状態に合った施設を選べるといいですね。
訪問介護
ホームヘルパーが自宅を訪問して、食事や排泄の介助、洗濯や買い物の代行などをしてくれます。親の要介護度によって利用できる回数が変わるので、事前に確認しておきましょう。
ホームヘルパーが日常生活をサポートしてくれるから、親と別居していたり、同居していて仕事で家にいられなかったりする時でも安心できそうですね。
デイサービス
スタッフの送迎で、親が施設に通えるサービスです。食事や入浴の介助だけでなく、生け花や囲碁、外出などもできるので、親の孤立を防げます。
趣味やレクリエーションをする時間があると、親自身も友達ができたりして楽しめそうですね。外出もプロが一緒なら安心して任せられそうです。
グループホーム
グループホームとは、認知症の高齢者が数人で共同生活を送る施設。専門のスタッフによるサポートはありますが、家事は自分達で分担して行います。
規則的で自立した生活を送ることで、認知症の進行を遅らせることができるんだそう。進行を止められなくても、少しでも緩やかにしたいですよね。
自分の負担が大きい時は迷わず窓口に相談
お金のことでも気持ちの問題でも、負担が大きくて悩んでいるなら相談しましょう。親やあなた自身を助けてくれる制度やサービスがきっとあります。
市区町村の相談窓口
介護サービスを利用するには、お住まいの市区町村の窓口で要介護認定を受ける必要があります。この要介護度によって受けられるサービスの内容も変わります。
介護費用が出せなくて困っている時も、負担を減らす制度や生活保護などについて相談できますよ。
社会福祉協議会の相談窓口
介護保険制度の利用方法や認知症についての不安、介護にかかるお金で困った時は貸付を受けられる制度など、親の介護の悩みや疑問を相談できる窓口です。
地域のみんなが安心して暮らせるように幅広く活動しているので、介護以外の困りごとも気軽に話せそうです。
地域の民生委員
民生委員は地域のみんなを見守り、声かけや安否確認もしてくれます。親の介護に疲れた時や、離れて暮らす親が心配で誰かに見守ってほしい時など、相談すると力になってくれるはずです。
「あたしンち」のしみちゃんみたいに、何でも話せる理解者的な存在になってくれそうですね。
ケアマネージャー
介護施設や地域包括支援センターなどで働くケアマネージャーは、親が必要な介護サービスを受けるためのケアプランを作成したり、介護の事業者を紹介してくれたりします。
親の様子を確認しながら、必要に応じてケアプランの見直しもしてくれます。寄り添い感が強いですね!
【まとめ】親の介護は一人っ子だとやや大変
介護の役割分担ができる兄弟がいなくても、専門の窓口に相談して自分の負担を減らすことはできます。一人で無理しないで、人に頼っていきましょう。
コメント