もうすぐ年齢的に親も介護が必要になってくるかもしれないんだけど、仕事面や金銭面から思うようにできないかもしれなくて……。親の介護って、やらないとどうなるのかな?
親の介護をしなければならない時は、誰しもにいつかは訪れるもの。
でも仕事をしながらだと時間が確保できなかったり、お金や体力面が辛かったりして、なかなかできないことも考えられますよね。
それでも、親の介護をしないことには大きなデメリットがあります。
今回はそれをご説明していきます!
親の介護をしない3つのデメリット
シンプルに親がかわいそう
まず単純に、介護をされない親はかわいそうです。
自由に動かない身体で一日中家にいたり、食べたいご飯を作ることもできない、そんな状態で親が一人でいたらかわいそうですよね。
これまで育ててくれた親のそんな姿、できれば見たくないですし、そうなってほしくはないですよね。
周囲からも冷たい目で見られる
親の介護をしないとなると、周囲から冷たい視線を受けることも避けられません。
近所の住人、親戚、ひいては兄妹など、親の介護をしないことを知ったとき、あなたへの態度は変わってくるでしょう。
仮に介護ができない正当な理由があったとしても、それを近所の人にいちいち説明することは現実的ではないですからね。
放棄した場合は犯罪になる
親の介護をできるのにしないと、「介護放棄」ということになり、「保護責任者遺棄罪」などの罪に問われます。
上記二つは精神的なものなので、最悪ガマンもできるかもしれませんが、こちらはそういうわけにもいきませんよね。
こちらの罪、最大で5年の懲役が科される可能性がありますので、介護をしないことは法律面でも大きなリスクになるというわけですね。
親の介護をしたくないときは?←介護サービスという手も
親の介護をしないことがデメリットばかりだということは分かったけど、でもやっぱり辛いです……。何かいい方法はないでしょうか?
そういうときには、介護サービスを使うという手もあります!
介護サービスを利用する
介護サービスとは、例えば自宅に介護士さんが来てくれて、決められた時間介護をしてくれたりするものです。
いわゆる訪問介護というサービスですね。
自分が仕事の時間に代わりに見てもらったり、自分がしんどいときに突発的にお願いしたりなど、色々な使い方ができます!
施設入居なら負担はほぼゼロでOK
更に介護サービスの中には、施設を利用するものも含まれます。
短期で施設にお世話になるものから、長期で施設に入居するという形のものまで。
施設に入居ということになれば、基本的には施設にお任せしても問題ありません。負担が更に軽くなりますね。
金銭的な問題で親の介護ができない場合
介護サービスを使うのもいいんだけど、あまりお金に余裕がなくて……。なにか解決策はないでしょうか?
そういうときには公的機関に頼りましょう!
公的な制度を利用する
例えば「高額医療療養費制度」や「高額介護サービス費」といった支援制度が整備されています。
それぞれ介護にかかる費用によって、負担を軽減してくれたり、払い戻しをしてくれたりする制度です。
こういったものは調べるとたくさん出てきます。自分が利用できそうなものはないか見てみましょう!
相談窓口へ行ってみる
迷った時には、地域包括支援センターなどの相談窓口に行ってみるのも一つの手です。
こちらは市区町村が設置していて、あなた個人のことを聞き、あなたに合った解決策を一緒に考えてくれます。
何をしたらいいか分からないときは、一度相談に行ってみましょう。
体力的な問題で親の介護ができない場合
お金はあるんだけど、体力や時間的に介護が難しい場合はどうすればいいでしょう?
その場合もいくつか解決策はあります!
介護休業制度・介護休暇制度を利用する
会社の仕事が忙しくて介護ができない場合、介護休暇制度などを利用しましょう。
介護休暇は法律で義務化されているので、どこの会社でも取れないということはありません。
さすがに休んでいる間も給料が支払われることは多くはないですが、通常よりも仕事に復帰しやすいことがメリットですね。
介護サービスを上手く活用する
先ほどお話した介護サービスを使うことも有効です。
施設への入居を検討するのもいいですし、例えば毎週水曜日だけは訪問介護をお願いする、なんて使い方もできますね。
自分の体力と相談して、効果的に利用することが大事です。
兄弟や親族にお願いする
体力もないけどお金もない!という方は、兄弟や親族にお願いすることも視野に入ってきます。
できれば親の介護が必要になる少し前から相談を重ね、スムーズに行動できるようにしておけるとベストですね。
【まとめ】親の介護を放棄するのはNG
それでは今回のまとめです。
親の介護を放棄することは絶対にNGです。
もし介護ができない理由が金銭面や体力面なら、様々な解決策があるので、まずはそちらを検討してみましょう。
自暴自棄になったりするのも絶対にダメ!
解決策はたくさんありますし、辛いときは相談してみてくださいね。
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