親が高齢になって、そろそろ介護する日が来るかもって覚悟してるけど…親の介護ってやっぱり大変なのかな。超高齢化社会って言われるくらいだし、介護の問題もあちこちで起きてそう。
親の介護が問題視されている理由
高齢化が進んだ今の日本は、介護の問題も続出しています。あなたの家庭にもトラブルの種が眠っているかも?
ストレスによる介護うつ
親の介護で自分の時間が取れないことによる寝不足や、介護を頑張っても症状がよくならない虚しさなど、介護で溜まったストレスから介護うつを発症することがあります。食欲不振や憂鬱感など、症状が出たら早めの受診が必要です。
真面目に頑張っている人ほど、ストレスを溜めてしまいがちですよね…誰かに頼れたらいいんですけどね。
兄弟姉妹や親族間でのトラブル
介護を誰がするのか、費用は誰が負担するのかで揉めることは多々あります。ここでわだかまりが残ると、親が亡くなった時も相続で揉めることが多いです。
押し付け合いじゃなく、みんなで役割分担する方向で話し合えたらトラブルも避けられますね。
介護による離婚
親の介護が原因で夫婦の仲に亀裂が入り、離婚することも。親の介護のために家事の協力をお願いしたら拒否された、介護が必要になった親と同居したいと言ったら断られたなど、きっかけは様々です。
一緒に生きていきたいと思えた相手のはずなのに、介護が原因で別れるなんて悲しいですね…
仕事や結婚との両立の難しさ
親の介護のために退職や時短勤務への切り替えをした人、婚活する時間がないことなどを理由に結婚を諦めた人も多くいます。
親のことが大事でも、自分の仕事や結婚を親のために諦めるって、なかなか割り切れないと思います。
経済的な問題
介護に必要な用品の購入や実家の改造、介護サービスの利用など、親の介護にはお金がかかります。基本的に介護費用は親自身が出すものですが、それだけでまかなえない場合は子どもが支援をすることが多いです。
スネ夫の家くらいお金に余裕があるなら心配いらないかもしれませんが、そうじゃない人の方が多いですよね。
親の介護と問題なく付き合うためには
家族と揉めるのも、お金がなくて生活がギリギリになるのも避けたい…!でもどうしたら解決できるの?
親や兄弟姉妹と話し合いをする
親が元気なうちに、介護が必要になった時のことを話し合っておくといいでしょう。その前に親が倒れてしまった場合も、介護費用や役割分担、サービスの利用について、お互いの意見を尊重しながら相談する必要があります。
全員の希望を叶えられなくても、誰かが我慢しないようにできるだけみんなが納得できる方法を探りましょう。
相談窓口へ行ってみる
親の介護で悩んだ時やわからないことがある時、相談に乗ってくれる窓口は近くにあります。家族だけで解決できない問題は、プロに話してみましょう。
困ったらノウハウがある人に頼るのが一番です。小さな悩みでも、話してみれば聞いてくれるはず。
介護に関する補助金を利用する
介護用品の購入やレンタル費用、介護のための自宅改造、介護サービスの利用など、親の介護にかかるお金は公的な制度を利用すれば負担が軽減される可能性があります。
お金の余裕がないと心も消耗しやすくなりますよね。制度を活用して、負担はできるだけ減らしたいですね。
親の介護が問題に感じた時の相談先
困った時に頼れる窓口って、意外と近くにたくさんあります!何事も抱え込まないで、まずは相談ですよ。
市区町村の介護保険課
介護が必要になったらまず連絡するのがここ。介護保険課で要介護認定を受けると、訪問介護や福祉用具レンタルなどの介護保険サービスが利用できます。
後日、役所の職員やケアマネージャーが調査のために家に来ます。申請から結果通知が来るまで30日ほど。
地域の民生委員
民生委員は高齢者に限らず、地域に住む人達が安心して暮らすために見守ってくれる存在です。離れて暮らす親の安否確認などもしてくれます。
困っていることを相談すると、サポートしてくれる専門の機関に繋いでくれることもあるんですよ。
社会福祉協議会
親の認知症に関する不安やお金の管理のことなど、介護のことを幅広く相談できます。介護費用や生活費に困っている場合は、社会福祉協議会の貸付制度を利用できる可能性もあります。
親のお金の管理もサポートしてくれるのはかなり助かりますね…認知症だと特に心配ですもんね。
地域包括支援センター
保健師、社会福祉士、主任ケアマネージャーといった専門家がいる、高齢者のための相談窓口。介護保険の申請を代行してくれたり、介護サービスの利用について相談に乗ってくれたりします。
介護サービスを利用したくても、どの事業者のどんなサービスがいいかわからないって時も相談できそうです。
医療機関の相談窓口
親が受診した時や入院することになった時、医療機関でも介護の相談ができます。かかりつけ医に親の症状を伝えて相談先を教えてもらう、相談窓口に医療費のことや退院後の生活について相談するといったことが可能です。
医療機関でも相談できるのは知らなかったです。でも確かに、大きい病院だと相談窓口があったりしますね。
親の介護で使える補助金など
介護って莫大なお金がかかりそうなイメージがあるんだけど、少しでも負担を少なくする方法ってあるのかな?
介護手当(家族介護慰労金)
在宅で介護をしている人向けに、現金が給付されます。受け取れる条件や金額はお住まいの自治体によりますが、大体年に10~12万円ほど。
使い道は基本的に自由!生活費に充ててもいいのは嬉しいですね。やっぱり現金給付は助かります。
高額介護サービス費
1か月のうちに負担した介護サービスの利用料が限度額を超えた場合に、超えた分を払い戻ししてもらえます。この限度額は所得によって変わります。
介護保険のおかげで自己負担割合は低いといっても、頻繁に利用が必要だと結構な金額になりますからね…
高額医療・高額介護合算療養費制度
医療保険と介護保険の自己負担を合算した金額が限度額を超えた場合に、超えた分の金額が払い戻されます。健康保険証を提示して病院を受診した時の自己負担額も対象です。
病院に行くのもお金はかかりますよね。その分も対象なら、払い戻しされる人は結構いそうです。
医療費控除
通所や訪問でのリハビリ、6か月以上寝たきり状態で医師からの証明書がある場合のおむつ代など、対象の介護サービス費用が確定申告の時に控除されます。
介護サービスの中でも控除の対象になるものとならないものがあるので、確定申告の前に確認しましょう。
福祉用具購入費に対する補助金
介護のために必要な車いすや手すりなどの購入、またはレンタルする費用を補助する制度です。原則、かかった費用の9割が給付されます。
介護のために色んな用品を揃えないといけない人も多いですよね。9割も戻ってくるなんて太っ腹!
居宅介護住宅改修費に対する補助金
家に手すりを取り付けた、段差を解消したなど、親の介護で必要になった自宅の改造も費用が補助されます。支給の限度額は生涯20万円なので注意しましょう。
補助金の対象なら、お金の心配はあまりせずにビフォーアフターできそうですね!
介護休業制度(介護休業給付金)
介護のために仕事をしばらく休むことができる制度。要介護の家族1人につき3回、通算で93日まで休みを取れます。要件を満たせば休業中もハローワークから給付金が受け取れるので、職場やハローワークに相談しましょう。
給付金があれば、お休み中の生活費や介護費用も何とかなりそうですね。要件、満たしてますように!
介護休暇制度
1日または時間単位で、介護のための休みが取得できる制度です。こちらは介護休業と違って口頭でも申請可能。対象の家族が1人の場合は年に5日まで取得できます。
親の体調不良とか、急に休みや早退が必要になった時に便利な制度ですね。申請方法などは職場に要確認です。
【まとめ】親の介護は備えあれば問題なし
介護に関する問題は、事前にできる対策をしておけばそんなに怖がらなくても大丈夫。相談先や利用できそうな制度をメモしておくといいかも。
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