長かった親の介護が終わったけど、重い責任から解放されてほっとしたような、虚しいような…何とも言えない気持ち。親の介護を終えた人達って、どうやってこの気持ちを乗り越えてるんだろう。
親の介護が終わって感じること3選
親の介護を終えて感じることは様々ですが、人によっては心のバランスを崩してしまうことも…
解放感
介護は精神的にも身体的にも負担が大きいもの。特に要介護度が高いと、ほぼ付きっきりで親の面倒を見ることもあります。介護でぐったり疲れていた日々が終わると、肩の荷が下りてほっとする人は多いです。
親の安全のために常に気を張っていた人も多そうですよね。頑張ってきた分、解放感も大きいと思います。
脱力感
無理して頑張っていた介護が必要なくなると、それまで蓋をして溜め込んでいた疲れやストレスが急にドッと溢れてくる場合があります。その結果、何もする気が起きなくなることも。
一生懸命に介護していた人ほど起こりやすそうな症状ですね。それだけずっと頑張ってきたんですね。
寂しさ
介護の終わりは辛かった介護から解放されるのと同時に、それまで一緒に過ごしてきた親との別れでもあります。何よりも先に寂しさが来るという人もいます。
介護は親と過ごす時間が長くなりますよね。介護が大変でも、ずっと一緒にいた親と離れるのは寂しいですね。
解放と無気力はどっちが勝つ?
介護を終えた後の気持ちは人それぞれなので何とも言えませんが、辛かった介護から解放されたというポジティブな気持ちだけでなく燃え尽き症候群で落ち込んでしまう人は多くいます。
自分の体や心に鞭打って頑張ってきた分、もう頑張る必要がなくなると反動も大きそうですね。
親の介護が終わったら?気を紛らわすコツ
何もする気が起きなくなってきたけど、このままでいる訳にもいかないし…気持ちを切り替えたり整理したりする方法はあるのかな。
まずは自分を頑張ったと褒める
疲れても親の介護を投げ出さず、最後まで頑張ったあなたをあなた自身が労わりましょう。「お疲れ様」「頑張ったね」など優しく声をかけてあげてください。
介護を終えて色んな感情が出てくると思いますが、それは全部あなたが頑張ってきた証です。
親族と親の最後について話す
親をよく知る親族とは、色んな話がしやすいと思います。親の最後について話すことで、気持ちが少しずつ整理できるかもしれません。
悲しみや寂しさの他に、もし話せそうだったら生前の楽しい思い出も話してみると気分が変わるかも。
今までなかった自分時間を大切にする
ずっと介護に時間を費やしてきた分、今までできなかった好きなことをしたり行きたかった場所に行ったりしてみましょう。自分の人生を見つめ直すのもいいですね。
ずっと頑張ってきた自分へのご褒美ってことで、できなかったことをどんどんやっちゃいましょう!
家族との時間を大切にする
兄弟姉妹やパートナー、子ども…家族と一緒に過ごせる時間を今まで以上に大切にしながら毎日を過ごすことで、親との別れも乗り越えられるかもしれません。
近くにいるのが当たり前のように思えても、家族と過ごせる時間は限られているからこそ噛みしめたいですね。
友人と気晴らしに遊ぶ
気分をガラッと変えるために、ショッピングを楽しんだり飲みに行ったりするのもいいですね。仲の良い友人に連絡を取ってみましょう。
いっそのことしんみりしたムードは無しにして、思いっきり楽しい時間を満喫するのもいいですね!
仕事に没頭するのも良し
仕事で忙しくしていればプライベートなことを考える時間も減るので、介護を終えて感じている複雑な気持ちからも離れられます。ただし無理は禁物です。
やることがないとあれこれ考えちゃいますし、バタバタしている方が楽な人もいますよね。
【まとめ】親の介護はいつか終わるもの
長くて辛い時間も、終わりはやってきます。解放されてすっきりなだけではない場合も…自分に合った方法で、無理せず少しずつ心を回復させましょう。
コメント