貧乏な親の介護は大変?お金の問題を解決する3つの方法

親の介護
介護の悩み

親が倒れたから介護しなきゃいけないけど、思ってたより親がお金を持ってなかった!介護ってお金がかかりそうだし、私も家のローンとかあるからあんまり援助できないんだよね…

運営者
川又友彰

かい行政書士事務所代表行政書士(日本行政書士会連合会第21080673号)。株式会社スリピ代表取締役社長。介護施設の許認可手続きをしております。ご家族の介護に関するお悩みを解決できる情報をお届けいたします。

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目次

貧乏な親の介護でお金が心配

編集者

介護する側にも自分の生活があるし、親の介護費用を子供が捻出するのはきついですよね。

本当に貧乏なの?

介護の悩み

うちの親、リタイアする前は結構稼いでたはずだし、貯金もあると思ってたんだけどな…

自分のお金を使ってほしくなくて隠してるかも!

本当にお金がないなら他の方法を考える必要がありますが、実際は貯金や年金の収入など使えるお金があるにも関わらず、ごまかしている可能性も否定できません。

貯蓄・収入・財産を把握しよう

親の銀行口座や受け取っている年金額、株式や不動産を所有しているかなど、親に聞いて確認しましょう。親が言いたがらない場合は、介護のために必要な費用だということをわかってもらえるように話し合いが必要です。

現在の収支を調べてみよう

支出が収入を上回っている場合、介護費用のやりくりは難しいでしょう。貯金を切り崩したり子供が多く費用を負担したりするのを避けるためにも、できれば親が元気なうちに親のお金事情を知っておくといいです。

子供が出来るサポートは?

編集者

親にお金がなくても、介護しなくていいことにはならないんですよね…負担を減らせるように工夫しましょう!

金銭的な援助をする

親が持っているお金だけでは介護費用を賄えない場合、子供が足りない部分を出すこともあります。ただ、親の介護費用のために子供の生活が苦しくなって共倒れしないよう気をつけなければいけません。

手続きのサポートをする

介護保険や給付金など、介護の費用負担を軽減する制度を利用すれば援助は少ない額で済むかもしれません。親が自分で手続きするのは難しい可能性があるので、地域包括支援センターなどの窓口に相談して一緒に手続きしましょう。

自分の扶養にする

親を扶養に入れると税金が安くなり、親がもし75歳未満なら親が負担する健康保険料が無料になります。ただし親が75歳以上の場合は社会保険の扶養から外れるので支払いが必要です。また、介護サービスの利用料が高くなるというデメリットもあるので、慎重に決めましょう。

お金がない親を介護したくないのは分かる・・・

編集者

親を援助できるほどのお金の余裕がない場合もありますし、介護は無理って思うのも無理はないですね。

でも、放棄すると罪になることも

民法では兄弟姉妹や子供、配偶者に扶養義務があるので、親の介護を放棄するということは法律に違反するということ。保護責任者遺棄罪や、介護を放棄して親が亡くなったら保護責任者遺棄致死罪に問われてしまいます。

できる範囲内でサポートすることが重要

身体的な介護が難しい場合は介護サービスの費用を出す、お金に余裕がない場合は公的な制度などを利用しながら、無理はしない程度に親のサポートをしましょう。何もせずに放棄はNGです。

そしてそれを継続することが必要

一度お金を出して終わり、介護サービス利用の手続きを手伝って終わりではなく、親の介護は続きます。自分の生活や心身が苦しくならない範囲で、継続して親を支えましょう。

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お金の問題を解決する3つの方法

介護の悩み

たくさんお金を出すことはできないけど、かと言って安い費用だと介護サービスの質とか心配だなぁ…

①老齢年金の繰り上げ受給

編集者

親が年金をもらえるのがあと数年早ければ何とかなるのに…!って思っているあなたに朗報です!

65歳からのところ60歳から受けられる

年金は原則65歳から受け取れますが、手続きをすれば最大で60歳まで、1か月単位で繰り上げできます。ちなみに、逆に受け取りを遅らせてもいい人は最大で75歳まで繰り下げが可能です。

もらえる額は減額される

早く受け取る分、1か月あたり0.4%または0.5%減額されます。減額率は親の生年月日によって変わります。一度繰り上げを申請すると後から取り消しできず、減額した年金をずっと受け取ることになるので注意が必要です。

でも、トータルでみたら増えるかも!

親が働いていて収入がある場合などは年金の受け取りを繰り上げない方が損をせずに済みますが、お金がない場合は少ない貯金を崩したり子供が援助したりするよりも繰り上げて受け取った方が得になる可能性があります。

②生活保護

編集者

お金の負担を減らす方法は色々ありますが、どうしても工面できない時の最終手段ですね。

条件が結構厳しい・・・

高齢や病気などにより働けない、資産も持っていないなど、条件を満たせば生活保護を受けられます。親と同居している場合は世帯分離をすることで親だけが生活保護を受けられる可能性がありますが、介護費用を出したら最低限度の生活ができない場合などに限ります。

親子共に経済的に余裕がない場合にはこれ一択!

親もお金がないし、介護のお金を援助したら子供の生活が苦しくなってしまうという場合は生活保護を申請しましょう。自分の生活ができなくなるほど無理して援助する必要はありません。

③公的介護施設への入居

編集者

介護施設はサービス内容や施設の雰囲気も大事ですが、費用を抑えるためには公的な施設がおすすめです。

入居一時金なしで入居できる

民間施設の場合は入居一時金がかかることがあり、これが払えなくて入居できない場合もありますが、公的施設では一時金がありません。そのため、お金に余裕がない場合でも入居しやすいです。

所得・貯蓄に応じて利用料金が決まるから安心

特別養護老人ホームやケアハウスといった公的施設は民間施設と比べて料金が安く、所得によって負担限度額が決まっています。費用が安い分人気があるので入居待ちになることもありますが、料金が払えるか心配な場合は公的施設を検討するといいでしょう。

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【まとめ】貧乏な親の介護で破産するとかありえない!

編集者

親の介護のために、花男のつくしみたいなギリギリの生活をしなくてもいいんです!もっと楽に親のサポートをできる道がきっとありますよ。

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