地元を出て別々の場所で暮らしてる兄弟たちと違って実家暮らしだからって、親の介護は私ばっかり押し付けられてる…最初は仕方ないと思ってたけど、やっぱり私だけ負担がかかっててつらいよ。
「私ばかり親の介護をしてる」と感じる瞬間
親の介護をするのはいいけど、自分ばかりが押し付けられてる、自分にだけ負担が偏ってる…そんな不満を人知れず抱えている人って結構いるんです。
兄弟が手伝ってくれない
兄弟がいるならみんなで協力して親の介護をするのが理想的。でも実際は長男や長女だから、親の近くに住んでいるから…などの理由で誰か一人が背負うことがしばしばあります。
例えば遠方に住んでいて親の様子を見に来るのが難しいなら他の方法でサポートするとか、介護に参加する姿勢は見せてほしいですよね。
一人っ子で自分しかいない
兄弟がいれば話し合って協力を頼めるチャンスはありますが、一人っ子だと誰にも頼れない、自分がやらなきゃと思って抱え込みがちです。
親に兄弟がいたとしても高齢な場合が多くて介護どころではないですし、親戚にもなかなか頼れない人が多いんじゃないでしょうか。
介護負担や経済的負担が大きい
介護にかかるお金の負担以外にも、着替えやお風呂の介助で体力的に負担がかかったり、親の状態や親子関係によっては精神的に参ってしまったりもします。
介護が必要なほど弱った親を見るのがつらいとか、認知症になった親の暴言や徘徊に疲れ果ててしまうとか、介護って心にもダメージを負いますよね。
拒否・放棄はあり?→NG
自分の親だからって、必ず介護しなきゃいけないの?もうこれ以上の負担は耐えられる気がしないし、放棄していいなら今すぐにでも辞めたいんだけど…
保護責任者遺棄罪に違反する
民法によると、要介護者の子供や兄弟が面倒を見ないといけません。介護を放棄した結果もし親が怪我をしたり亡くなったりしたら罪に問われます。
介護はつらいけど親にもしものことがあったらと思うと心配だし、それで罪になっちゃうのも嫌だ。結局どうすればいいのかわからないよ…
放棄したくなる前に相談する
協力を頼めそうな兄弟や親戚がいれば、自分の大変さや気持ちを伝えましょう。頼れる相手が身近にいなくても、相談に乗ってくれる窓口があるんです。
我慢して介護を頑張っていると、心に限界が来て取返しのつかないことになる恐れがあります。溜め込んだつらさが爆発する前に、人に頼りましょう!
「私ばかり親の介護をしてる」と感じた時の対処法
困った時に相談する相手や対処法があらかじめわかっているだけでも、のび太くんにとってドラえもんがいるのと同じくらい心強いと思います。
親の意向や経済状況を聞く
介護の費用は基本的に親自身の貯金や資産から出すことになるので、親にどれくらいお金の余裕があるか、親は介護についてどんな要望があるのか知っておいた方がいいですね。
親のお金だけで足りない場合、子供が援助したり公的な制度に頼ったりすることになるので、かかるお金と今あるお金を把握することはとっても重要です!
兄弟と話して役割分担する
兄弟がいる場合は話し合いが大切です。家が遠いなら金銭面の援助を多めにするなど、それぞれの状況に合わせてバランスを取れるといいですね。
介護の負担を避けたいのはみんな同じ。誰か一人だけが我慢してわだかまりが生まれることがないように、お互い納得できるまで話し合いたいですね。
相談窓口に問い合わせる
親の介護で困っている人をサポートしてくれる窓口って、結構近くにあるんです。市区町村の役所や地域包括支援センターなど、頼れるところにどんどん頼りましょう。
プロが悩みや不安の解決策を一緒に考えてくれたり、専門の機関に繋いでくれたりします。話を聞いてもらうだけでも少し心が軽くなるかも?
施設に入居してもらう
無理して在宅介護を続けるより、施設に入った方がいい場合もあります。お金を理由に諦めている人は、費用の負担を抑える方法がないか相談してみましょう。
市区町村の窓口に話せば費用を減免できる制度が使えるかもしれないし、地域包括支援センターで費用が安い施設を紹介してもらうのもありです!
親の介護について相談できる窓口
相談できそうな窓口は色々あるみたいだけど、どこに行けばいいのかな。相談先を間違えたら時間をロスしちゃうし、窓口の違いも知っておきたい。
市区町村の担当窓口
お住まいの自治体の窓口では、介護保険サービスの利用に必要な要介護認定の申請や、介護にかかるお金の減免制度についての相談ができます。
高額介護サービス費など、介護の費用負担を抑える制度は様々。まずは役所の担当窓口に相談してみたら、利用できる制度が見つかるかもしれませんよ。
社会福祉協議会
訪問介護サービスや認知症になった高齢者の金銭管理など、親の介護の心配事を相談できる窓口です。金銭面の不安がある場合は、貸付制度などもあります。
些細なことでも相談しやすそうな窓口ですね。介護をする自分の負担以外にも、親の症状で気になることや不安があったらまずは話してみるといいですね。
地域包括支援センター
社会福祉協議会は地域のみんなが対象、地域包括支援センターは高齢者にコミットした窓口です。保健師や社会福祉士、ケアマネージャーがいます。
どこに相談したらいいかわからない時は地域包括支援センターに聞いてみるとよさそうですね。高齢のご近所さんが心配…みたいなことも相談できますよ。
介護を手助けしてくれるサービス
施設に入所する以外にも、利用できるサービスはあります。一人であれもこれも頑張るより、プロの手を借りて自分の時間も守れるといいですね。
訪問サービス
ホームヘルパーが食事やお風呂、掃除、買い物など日常生活のサポートをしてくれます。サービス内容や時間によっては1回数百円ほどで利用できます。
親が一人暮らしだったり、日中は仕事があって家にいられなかったりすると心配ですよね。そんな時にヘルパーさんが来てくれたら助かりますね!
通所サービス
デイサービスに通って、食事などの介助や機能訓練を受けられます。レクリエーションもあるので、家に閉じこもるよりも孤独感の軽減が期待できますね。
施設までは送迎があるので安心。介護の負担が減るだけでなく、親にとっても趣味や他の人とのコミュニケーションができていいですね。
短期入所サービス
病気や出張などで親の介護が一時的にできなくなった時や、介護疲れで休みたい時のためのサービスです。最長で連続30日まで利用可能です。
一時的にでも、介護から離れる時間があると心が落ち着くかもしれません。親の入所中はゆっくり休んだり趣味に没頭したりしてリフレッシュしましょう。
【まとめ】「親の介護が私ばかり」は相談が大事
一人で抱え込んでいてもつらいままです。まずは兄弟や近くの窓口に相談してみましょう。親だけでなく、あなた自身の人生も大事です!
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