介護士やってるけど、ついに自分の親の介護も必要になった…仕事だったら給料がもらえるけど、自分の親の介護でももらえるお金ってあるのかな?何かとお金がかかるし、もらえるとかなり助かる…
親の介護でお金をもらう介護士っていいの?
介護士が親の介護をする場合でも、お金をもらえる公的制度があるんです!自分は対象かチェックしましょう。
親の介護でもらえるお金
介護のために必要な用品を揃えたり、仕事を休んで給料が減ったりと、介護にはお金の不安も付きまといます。そんな問題を解決するための制度は多くあります。
金銭的な不安ってメンタルにも悪影響ですし、もらえるものはもらって負担軽減したいですね。
家族介護慰労金←年額10万
親が要介護度4~5で、介護サービスを利用せずに自宅で1年間介護している場合、自治体から年額10~12万円ほどが支給されます。自治体によって細かい条件が異なるので確認しておきましょう。
介護保険の住宅改修費←改修費の9割(上限18万)
介護のために自宅の段差をなくしてバリアフリーにする、手すりを設置するなど、自宅の改修が必要な場合にその費用が一部支給されます。基本的に支給限度基準額の20万円の9割にあたる18万円が支給の上限です。
介護休業給付金←給与の7割(限度93日)
介護施設に入居する準備など、親の介護のために長期間の休みを取得する場合、給料の67%が支給されます。申請は休業が始まる2週間前までにする必要があるので、早めに職場に申し出ましょう。
家族会議で確認しておきたいポイント
後から揉めないように、兄弟姉妹や親戚とは親の介護についてしっかり相談してメモや録音しておきましょう。
親の年金・預貯金の金額
介護費用は基本的に親自身のお金から出しますが、親にお金の余裕がなく家族の援助が必要になる場合も。まずは親がどれくらい費用を出せるのか、足りない分は誰が負担するのか確認しましょう。
家族からの援助も難しい場合は、費用の負担を軽くできるか公的な窓口に相談するといいです。
介護に必要な時間や労力
親の要介護度によって必要な介助も変わってきますが、一日中身の回りの世話が必要なのか、体力がいるのかなど、どれくらいの負担があるのか家族内で認識を共有しておきましょう。
介護の大変さをわかってもらえないのも辛いし、負担の大きさが想像できないと任せっきりになりそうですね。
介護をする際の、役割分担
実家や親の近くに住んでいる人が介護する、遠方にいる人は介護サービスや必要なものを買うお金を多めに出すなど、それぞれができることをして協力すれば、トラブルも起きにくいです。
押し付け合いはしたくないですよね。介護士だからって丸投げされたら、さすがに怒っちゃうかも…
制度を活用して、介護費用の支援を受けよう
介護にかかるお金を支援してくれる制度はたくさんあります。市区町村の窓口や地域包括支援センターなどに相談して、利用できる制度を教えてもらいましょう。
費用を抑えて介護サービスを利用したいとか、要望があればどんどん相談してみましょう!
親の介護でお金をもらう介護士にも権利はある!
介護士は介護のプロだけど、親の介護で支援を受けたっていいんです。負担を減らすのに遠慮はいりませんよ。
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