親の介護をするようになったんだけど、思っていたよりもお金がキツくて……。何かいい策はないかな?
そういうときには補助金や給付金を利用しましょう!
親の介護をする際に、使える可能性のある補助金や給付金はたくさんあります。
今回はそれを場面ごとに分けて、全部で8つご紹介していきますね。
親の介護費用を抑えるための補助金
まずは、シンプルに介護費用を抑えられるような補助金です。
全部で4つ、順番に見ていきますね。
介護手当(家族介護慰労金)
介護手当とは、年間10万円程度の補助金を受けとれる制度のことです。
こちらは基本的に在宅で介護を行う人が対象となっています。
施設に入居しているなど、介護サービスを利用している場合は貰えないことも多いので注意です!
高額介護サービス費
高額介護サービス費とは、月ごとに介護のために払ったお金が多いとき、その一部を払い戻してもらえるお金のことです。
具体的には、在宅介護のサービスや介護施設の利用をする際にかかるものなどが、介護の必要経費としてカウントされます。
この制度を使うと、最大でも月々44,000円の負担で済むようになっています!
高額医療・高額介護合算療養費制度
こちらも払い戻しに関する制度の一つです。
1年間で使った医療費と介護費が一定以上かかった場合、その一部を代わりに負担してくれるという制度になります。
それぞれの収入によって変わるのですが、こちらは最大で年60万円前後の負担で済むことになります。
医療費控除
医療費控除とは、支払った医療費が一定額を超えたときに、所得控除を受けられるという制度です。
基本的には10万円を超えた段階から控除を受けられるようになります!
親の介護用品を揃える時の補助金
続いては、親の介護に必要な道具などを揃えるときに使える補助金です。
こちらは2つですね。
福祉用具購入費
介護に必要な道具を借りたいとき、その費用の9割程度を負担してもらえる制度、それが福祉用具購入費です。
車いす、杖、スロープなどなど、キチンと手続きを踏みさえすれば、かなり少ない負担で道具を借りることができますね。
居宅介護住宅改修費
こちらは家の改修にかかる費用を補助してもらえる制度です。
例えば「足が不自由になったから、家の階段をスロープにしたい!」となったとき、その費用を負担してもらえるということですね。
こちらもかかった費用の9割程度がもらえるようになっています。
親の介護を仕事を両立するための補助金
最後は親の介護と仕事を両立するために使えるような補助金です。
こちらも2種類!
介護休業制度(介護休業給付金)
介護休業制度とは、介護をするために長期のお休みをとってもいいとする制度のことですね。
またこの介護休業中、条件を満たしさえすれば、給料の6割程度のお金を介護休業給付金として受け取ることができます。
仕事をしなくてもある程度の収入が確保できるので、安心して介護に取り組めるようになる制度なんですね。
介護休暇制度
介護休暇制度も、介護をするためにお休みをとってもいいとする制度のことです。
介護休業との違いは、その長さですね。
介護休業は長期間でお休みを取りますが、介護休暇は一日、もしくは時間単位での取得が可能です。
つまり「ちょっと病院に連れていきたい!」「一日だけ介護をしたい!」そんなときに役立つ制度ということですね。
親の介護の補助金について相談できる場所
色々な制度があるのは分かったけど、自分は結局どれを使えるのか、どれを使った方がいいのかがよく分からない……。
そんなときに相談できる場所を2か所ご紹介します!
役所の介護保険課
まずは介護保険課。
こちらは各市役所や区役所などにあり、介護に関する様々な分野について相談をすることが可能です。
自分の家庭はどの条件に当てはまるか、この制度はどうやって申請すればいいか、などの相談をすることができます!
自治体・社会福祉協議会などの相談窓口
続いては相談窓口。こちらは各自治体や社会福祉協議会という団体などに置かれています。
この相談窓口も同じように、介護に関する様々なことを相談できます。
【まとめ】補助金や給付金は迷わず活用する
それでは今回のまとめです。
親の介護をする際、使える補助金や給付金は迷わず利用しましょう。
自分はどれくらい貰えるのか、もしくはどの制度が使えるのか、そういったことが分からないときには相談できる場所を利用しましょう。
たくさん紹介しましたから、ぜひもう一度読み直してみてくださいね。
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